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一般財団法人雲孫財団
「丘の上のロビー」は、福岡県糸島市にてクライアントが所有する建物群の、レセプション兼コミュニケーションスペースです。
斜面地に建つ古家の母屋と離れの2棟をウッドデッキで連結し、母屋にはサウナを整備しつつ、半屋外空間を設けて南側の海を望めるオープンなデザインに。離れには日本最高基準のUa値0.24(HEAT20G3)の断熱を施し、外気に触れる部材は九州圏内の杉の赤身を無塗装で使用しています。Jamは基本計画・プロデュース・断熱監修を担いました。
新築当時の樹木伐採により、地盤が水をためにくい土質へと悪化しており、建物の基礎にも影響していました。そこで、ウッドデッキの支柱にはコンクリートや束石を使わず、糸島の間伐材を焼き杭にし、地表に突き立てることで雨水が杭から地中に還元されるようにして、土中環境の改善を図っています。
世田谷区松原にある「築60年・既存不適格・借地権付き」という難易度の高い空き家を、Jamが8年マスターリースのうえ運用、自社投資事業としてリノベーションしました。従来の住む場所から店舗併用住宅・SOHOへと場を再定義し、バリューアップしています。
このプロジェクトは、Jamが2021年より運営する「空き家リノベラボ」の第6号PJとして実施しました。
「空き家リノベラボ」は、空き家オーナーやその情報を持つ不動産管理会社や金融機関に対し、空き家活用のためのソリューションを持つ事業者が連携して、適切な空き家活用方法を共に考え共に創るためのプラットフォームです。
モトヤユナイテッド
「波と月」は、2023年秋に海辺の町・茨城県大洗町にオープンした1日1組限定で宿泊可能なプライベートハウスとネオ中華ダイニング「kurage」による宿泊複合施設。地域とつながるリトリートハウスです。
茨城県大洗町にある永町商店街の中心にある築39年の検査済証のない木造建築、元酒屋の店舗併用住宅を、モトヤユナイテッド株式会社(本社:岡山県倉敷市)を事業主として、Jamは統括設計と施工についてプロデュース、ディレクションを担い、複合宿泊施設「波と月」へ、コンバージョンを施し11月に竣工しました。
日本空間デザイン賞2024「複合商業施設空間」部門にて銅賞受賞。
(photo by Daisuke Shima)
エコラ
Jamのグループ会社u.companyが、事業企画及び建築プロデュース、プロジェクトマネジメントを担い、東北仙台にて注目が集まる大町西公園エリアにある築46年の元分譲マンション11階建を用途変更し、選べる[SOHO&アパートメント]、[ホテル]、[ワークスペース]、[シェアラウンジ]、地域に開いた[カフェ]や[イベントスペース]からなる複合施設「Blank(ブランク)」へ一棟丸ごとコンバージョン。
「Blank」は、「暮らす/働く/遊ぶ」の境界を取り払い、建物に利用者が合わせるのではなく、利用者が用途を決められる多様な機能や場が混在する東北エリアの新たな活動拠点です。Blankは、場の使い方を一つに限定せず、不動産の新たなルールを創造し、不動産の常識、在り方を覆す建物です。
好きなことを好きなように追求し、「働く/遊ぶ」の垣根がなく、東北エリアを超えて多拠点で活躍するクリエイティブなビジネスユーザーと地域のために、Blankは、“ワークライフシナジー”をコンセプトとし、自分のスタイル合わせて、暮らすも、働くも、遊ぶも、“同居”できる居場所、さらに利用者が飛躍できる機会創出を提供価値とし、それらを実現するためにBlank独自のサービスを構築し提供しています。
個人オーナー
T Bldg. 白金は、Jamが、総合企画プロデュースし、相続後の資産の資産整理と資金調達を目的に、築45年の元自社工場付住宅を一部減築し、土地を売却。1、2Fを店舗・事務所、上階をオーナー住居として複合用途にコンバージョンしました。
徳島県・東急株式会社
日本初の宿泊機能を有するアンテナショップを、Jam.がマスターリースとして建物所有者と事業主を繋ぎ合わせ、用途変更に伴うリスクマネジメント行い実現。
ホテルはシングルルームとドミトリールームを備え、内装には徳島県産材を使用し、県の発信の場となる他、施設利用者の相互交流を促すレストランでは徳島県産食材にクローズアップした料理を提供する予定です。施設に滞在することで、徳島県の魅力を体験できる仕掛けを施しています。エリア特性としてクリエイターやインフルエンサーが注目する場であることから、従来のアンテナショップに変わり、情報発信や拡散に期待をしています。